はじめに
英語力向上において、「可算名詞」と「不可算名詞」に苦労している人も多いかと思います。”a”をセットで言うのか、複数形の”s”を使うのか。日本人英語学習者にとって永遠の課題にも思われます。この課題をクイズ形式で楽しんで取り組もうと考えたのが「【複数形クイズ！】可算名詞はどれ！？」です。肩の力を抜いて、楽に見て頂ければ幸いです。
可算名詞とは？
１つ２つと数えられるものを指す名詞のことを言います。英語では”countable noun”と言います。英語の辞書には、この”countable”の略で”C”の記号が付けられています。ザックリ言うと「モノ」として形がイメージできる場合、可算名詞が多いです。
不可算名詞とは？
抽象的な概念や質の名前のように、直接的に数えられないものを指す名詞を言います。英語では”uncountable noun”と言います。液体、粉、ガスなど、小さすぎたり形がないものは、不可算名詞であることが多いです。
【複数形クイズ】可算名詞はどれ？１ー英語上級者への道のりー
それでは第1問です！
選択肢の中には唯一不可算名詞が１つだけあります。残りの３つは可算名詞です。
早速見ていきましょう！
今回のクイズは(1) journey、(2) tour、(3) trip、(4) travel すべて「旅・旅行」の意味で使う英単語をピックアップしています。「先週旅行にいってきた！」と言いたいとき、(1)〜(4)どれを使うのが適切なのでしょうか？まずは選択肢から不可算名詞を１つ見破りましょう！
【複数形クイズ】可算名詞はどれ？１ー解答＆解説ー
それでは正解を見ていきましょう！
第１問！
気になる正解は！
④の”travel”が不可算名詞でした！
それでは、詳しい解説を見ていきましょう！
(1) の”journey”は乗り物を使った長い旅を指します。また比喩としても使い、ある状態から長い時間をかけて別の状態に変わるようなものを指すことができます。
One of my friends is on a long train journey. 「私の友達は長い列車旅行中です。」 I was on a journey from darkness into light. 「闇から光への旅だった。」
(2)は”tour”は娯楽のためにいくつかの場所を巡る小旅行を指します。つまりは観光旅行を主に言います。
We joined the tour of the facility. 「その施設見学に参加した。」 We made a tour around cafe shops in Kyoto. 「私たちは京都でカフェ巡りをした。」
(3)の” trip”は休暇や商用の旅を指します。また用がある外出や通勤を指すこともできます。
Have a good trip. 「良い旅を！」 Make a trip to the park. 「公園までチョット行ってくる。」
(4) の”travel”は「旅行」の中でも１番広い意味で使えます。とりわけ、遠い国行く旅行や長期にわたる旅行のことを指します。選択肢の唯一の不可算名詞はこの”travel”でした。
I like travel. 「私は旅行が好きです。」 ＊ここで"s"が付かないのがポイント！ Travel broadens the mind. 「旅は見聞を広げてくれる。」
＊travelsを通例として使うケースもあります。可算名詞と不可算名詞の使用上のイメージの違いは以下に「コーヒー」を例にして説明しています。
【複数形クイズ】可算名詞はどれ？２ー英語上級者への道のりー
それでは第2問です！
今回は選択肢に不可算名詞が２つあります。
さっそく考えていきましょう！
第２問目も選択肢は全て「仕事」を意味する英単語です。(1) job、(2) work、(3) task、(4) businessの４つのうち、不可算名詞が２つあります。みなさんはどれが不可算名詞かご存知でしょうか？
【複数形クイズ】可算名詞はどれ？２ー解答＆解説ー
それでは解答＆解説を見ていきましょう。
まずは気になる正解から！
不可算可算名詞はこちら！
(1) の”job”は会社や他社から依頼された仕事を指します。
I want to take a steady job as soon as possible. 「私はできるだけ早く定職に就きたい」
It’s a bad job. 「割の悪い仕事だね。」
(2) の”work”が不可算名詞です。ある目的をもって努力して行う肉体的・精神的な仕事を指します。また、なすべき仕事や任務を指します。
Do you enjoy your work? 「仕事は楽しいですか？」
I have a lot of work to do today. 「今日はやるべき仕事がたくさんある。」
＊通例works で「作品」や「著作物」を指します。
(3) は”task”は辛くて骨の折れる仕事や課された任務を言います。一定期間内に終えるべき仕事を指します。
She found housekeeping a tedious task. 「彼女は家事は退屈な仕事だと分かった。」
I managed to submit the task. 「なんとかその課題を提出できた。」
(4) の”business”が不可算名詞です。特に利益を求めるものを指します。「仕事・職業・営業・業務」など広く使える英単語です。
How’s business? 「景気はどうですか？」
Selling books is my business. 「本を売ることが私の仕事です。」
＊ちなみに可算名詞で使うと「店・会社」「事柄。事件」「やっかいなこと」を指すこともできます。
可算名詞と不可算名詞について
さて、クイズを2問お楽しみ頂きましたが、英語の面白いところは、英語ではある名詞が可算と不可算のどちらか片方のみでしか使えないとは限りません。むしろ、英語の名詞のほとんどが、場合によって可算と不可算のどちらでも使われます。
最後に
いかがだったでしょうか。【複数形クイズ】可算名詞はどれ？はお楽しみ頂けたでしょうか？
今後も可算名詞と不可算名詞の違いや、連想されるイメージなどをお伝えしながら、英語力向上を目指す皆様のお役に立つことができれば幸いです。最後までご一読ありがとうございました。
自分が話したいことを英語で書いて、話せるオンライン英会話のベストティーチャー(Best Teacher)
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