
英語を勉強するとき、あなたは何を使っていますか?
単語帳、文法書、問題集、参考書……。
もちろん、こうした教材は英語の基礎を身につけるうえでとても大切です。
しかし、ある程度英語を勉強していると、こんな経験をすることがあります。
「文法は間違っていないはずなのに、なんだか英語らしくない……」
実は、参考書で学ぶ「正しい英語」と、実際の会話でよく使われる「自然な英語」には、少し距離があります。そこで今回は、参考書から少し離れて、**映画・ドラマ・YouTube・SNS・日常会話などで出会いやすい「今どきの英語表現」**を紹介します。

今回の記事では、「こんな意味になるの!?」という表現を中心に見ていきます!
- 「正しい英語」と「使われる英語」は少し違う
- ① Sounds good. ―「いいね!」
- ② I’m good. ―「大丈夫です」
- ③ My bad. ―「ごめん、私のミス」
- ④ No worries. ―「大丈夫だよ」「気にしないで」
- ⑤ I’m down. ―「やりたい!」「参加する!」
- ⑥ I’m in. ―「参加するよ!」
- ⑦ Give me a sec. ―「ちょっと待って」
- ⑧ It’s up to you. ―「あなたに任せるよ」
- ⑨ That makes sense. ―「なるほど」
- ⑩ It slipped my mind. ―「うっかり忘れてた」
- ⑪ I’m not really feeling it. ―「今日はあまり気が乗らない」
- ⑫ Fair enough. ―「まあ、それなら分かる」
- ⑬ It is what it is. ―「まあ、仕方ない」
- 参考書を捨てる必要はない!
- 今どきの英語は「フレーズ」で覚えよう
- クイズ完了!
- 全フレーズ一覧(暗記カード)
- まとめ|教科書の外にも英語はたくさんある
「正しい英語」と「使われる英語」は少し違う
たとえば、
I am very tired.
「私はとても疲れています。」
もちろん正しい英文です。
しかし、友達との会話なら、
I’m exhausted.
「もうクタクタ。」
I’m beat.
「めっちゃ疲れた。」
のような表現も使われます。
参考書で基本を学ぶことは重要ですが、そこから一歩進んで、
「実際の会話では、この場面でどう言うのだろう?」
という視点を持つと、英語学習が一気に面白くなります。
① Sounds good. ―「いいね!」
学校英語なら、
That’s a good idea.
を思い浮かべるかもしれません。
もちろんこれでもOK。
しかし、誰かの提案に軽く「いいね!」と返すなら、
Sounds good.
がとても便利です。
A: Let’s meet at seven.
B: Sounds good.
「7時に会おう。」
「いいね。」
さらに、
Sounds great!
なら「いいね!」「最高!」と少しテンションを上げることもできます。
② I’m good. ―「大丈夫です」
goodと聞くと、
good=良い
と覚えている人も多いでしょう。
しかし会話では、
I’m good.
が「大丈夫です」「結構です」という意味になることがあります。
たとえば、
A: Do you want some more coffee?
B: I’m good, thanks.
「コーヒーもう少しいる?」
「大丈夫、ありがとう。」
「私は良いです」と直訳してしまうと意味が分かりません。
こうした表現こそ、実際の英語に触れることで身につけたいところです。
③ My bad. ―「ごめん、私のミス」
友達同士などのカジュアルな場面で登場するのが、
My bad.
です。
意味は、
「ごめん、私のミス。」
たとえば、
Oh, my bad. I sent you the wrong photo.
「ごめん。違う写真送っちゃった。」
もちろん正式な謝罪なら、
I’m sorry.
が基本です。
My bad. はかなりカジュアルなので、友人同士などで使う表現として覚えておきましょう。
④ No worries. ―「大丈夫だよ」「気にしないで」
Thank you. → You’re welcome.
これは英語学習の超定番。
しかし実際の会話では、
No worries.
もよく耳にします。
意味は、
「大丈夫だよ」
「気にしないで」
「どういたしまして」
など。
A: Sorry I’m late.
B: No worries.
「遅れてごめん。」
「大丈夫だよ。」
ちなみにNo worries.はオーストラリア英語でも非常になじみのある表現です。
You’re welcome.だけでなく、こうした返し方を知っていると会話の幅が広がります。
⑤ I’m down. ―「やりたい!」「参加する!」
downといえば、
「下へ」
という意味を最初に覚えるでしょう。
ところが、
I’m down.
になると、カジュアルな会話では「いいよ」「やりたい」「参加する」という意味で使われることがあります。
A: Do you want to get pizza tonight?
B: Yeah, I’m down.
「今日の夜ピザ食べに行かない?」
「いいね、行く!」
単語を一つひとつ日本語に訳しているだけでは、なかなか理解できない表現です。
⑥ I’m in. ―「参加するよ!」
I’m down.と一緒に覚えておきたいのが、
I’m in.
です。
A: We’re going camping this weekend. Are you interested?
B: I’m in!
「今週末キャンプに行くんだけど、興味ある?」
「行く!」
反対に、
I’m out.
なら文脈によって「私は抜ける」「今回はやめておく」といった意味になります。
短い英語ですが、会話では非常に便利です。
⑦ Give me a sec. ―「ちょっと待って」
「少し待ってください」と言いたいとき、
Please wait a moment.
を思い浮かべる人も多いでしょう。
日常会話なら、
Give me a sec.
という言い方もあります。
secはsecondの略。
つまり、
「ちょっと時間ちょうだい」
という感覚です。
Give me a sec. I’m almost ready.
「ちょっと待って。もうすぐ準備できるから。」
Just a sec.
だけでも「ちょっと待って」という意味になります。
⑧ It’s up to you. ―「あなたに任せるよ」
「どっちでもいいから、あなたが決めて!」
そんなときに便利なのが、
It’s up to you.
です。
A: Italian or Chinese?
B: It’s up to you.
「イタリアンと中華、どっちにする?」
「任せるよ。」
upを「上」と覚えているだけでは理解しにくい表現ですね。
be up to ~=~次第である
というまとまりで覚えてしまいましょう。
⑨ That makes sense. ―「なるほど」
相手の説明を聞いて、
「なるほど!」
「それなら納得!」
と言いたいことがあります。
そんなときに使えるのが、
That makes sense.
です。
A: I took the train because parking is expensive there.
B: Oh, that makes sense.
「駐車料金が高いから電車で来たんだ。」
「ああ、なるほどね。」
日本人は「なるほど」をすぐI see.に置き換えがちですが、That makes sense.も覚えておくとリアクションの幅が広がります。
⑩ It slipped my mind. ―「うっかり忘れてた」
forgetを使わずに「忘れていた」を表現できます。
It slipped my mind.
直訳すると、
「それが私の頭からスルッと抜けた」
というイメージ。
I was going to call him, but it slipped my mind.
「彼に電話するつもりだったけど、うっかり忘れてた。」
単純にI forgot.と言うよりも、
「覚えていたのに、うっかり頭から抜けてしまった」
というニュアンスを出せます。
⑪ I’m not really feeling it. ―「今日はあまり気が乗らない」
feelは「感じる」と覚えますが、会話ではこんな使い方もできます。
A: Do you want to go out tonight?
B: I’m not really feeling it.
「今夜出かけない?」
「今日はあんまり気が乗らないな。」
気分やノリについて話すときに使える、会話らしい表現です。
⑫ Fair enough. ―「まあ、それなら分かる」
相手の意見や理由を聞いて、
「まあ、それなら分かる」
「それも一理あるね」
と返したいときに便利なのが、
Fair enough.
です。
A: I’m going home early. I have work tomorrow.
B: Fair enough.
「明日仕事だから早めに帰るよ。」
「まあ、それなら分かる。」
完全に賛成しているというより、相手の言い分を理解・受容するような感覚で使われます。
⑬ It is what it is. ―「まあ、仕方ない」
使われている単語はすべて中学校で習うような簡単なもの。
それなのに、初めて見ると意味が分かりにくいのが、
It is what it is.
という表現です。
直訳すると、
「それは、それがあるところのものです。」
……と言われても、よく分かりませんよね。
実際の会話では、
「まあ、仕方ない。」
「そういうものだよ。」
「現実は現実だからね。」
といったニュアンスで使われます。
たとえば、楽しみにしていた旅行の日に雨が降ってしまったとします。
A: It’s raining again. What a terrible day for our trip.
B: Yeah, but it is what it is.
「また雨だね。旅行には最悪の日だな。」
「うん。でも、まあ仕方ないよ。」
ポイントは、単なる「残念!」ではなく、
「変えられないことだから、受け入れるしかない」
という気持ちが含まれていること。
会話では、
It’s what it is.
と短縮して言うこともできます。
単語帳でit、what、isの意味をそれぞれ覚えていても、この意味にはなかなかたどり着けません。
まさに、
「単語ではなく、フレーズとして覚えたい英語表現」
の代表例です。
参考書を捨てる必要はない!
ここまで「脱・参考書!」と言ってきましたが、本当に参考書を捨ててしまう必要はありません。
むしろ、
参考書=英語の土台を作るもの
映画・ドラマ・YouTube・SNS=リアルな英語に触れるもの
と役割を分けるのがおすすめです。
文法や基本単語を知らないまま映画を見ても、なかなか英語は聞き取れません。
一方で参考書だけを何年勉強しても、リアルな会話表現には触れにくいでしょう。
だからこそ、
「参考書+生きた英語」
の組み合わせが重要なのです。
今どきの英語は「フレーズ」で覚えよう
今回紹介した表現をもう一度確認してみましょう。
| 英語表現 | 意味 |
|---|---|
| Sounds good. | いいね |
| I’m good. | 大丈夫・結構です |
| My bad. | ごめん、私のミス |
| No worries. | 大丈夫・気にしないで |
| I’m down. | やりたい・参加する |
| I’m in. | 参加するよ |
| Give me a sec. | ちょっと待って |
| It’s up to you. | あなたに任せる |
| That makes sense. | なるほど・納得 |
| It slipped my mind. | うっかり忘れてた |
| I’m not really feeling it. | あまり気が乗らない |
| Fair enough. | まあ、それなら分かる |
| It is what it is. | まあ、仕方ない・そういうものだ |
ポイントは、単語に分解しすぎないこと。
たとえば、
up=上
down=下
と覚えるだけでは、
It’s up to you. や I’m down. の意味にはなかなかたどり着けません。
「この場面では、このフレーズ」
という形で覚えてしまうのがおすすめです。
英会話フレーズマスター
ネイティブがよく使う13の定番フレーズを暗記しよう!
Sounds good.
クイズ完了!
お疲れ様でした!結果は以下の通りです。
まとめ|教科書の外にも英語はたくさんある
英語は常に人々によって使われている「生きた言葉」です。
参考書で学んだ英語が間違っているわけではありません。
しかし、英語力をもう一段階上げるなら、
「正しい英文を作れる」から「その場面に合った自然な英語を選べる」へ。
ここを目指してみましょう。
映画を見る。
海外ドラマを見る。
YouTubeを見る。
英語のSNS投稿を読む。
実際に外国人と話してみる。
そして、
「こんな言い方するんだ!」
と思った表現を一つずつストックしていく。

参考書ではなかなか出会えない英語を知ることも、英語学習の面白さの一つです。最後までご一読いただき、ありがとうございました!

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