英語学習におすすめの映画|『ソーシャル・ネットワーク』で学ぶ英語表現15選

はじめに

映画を楽しみながら、実際に使われる英語を勉強したい。

そんな人におすすめしたい作品が、映画『ソーシャル・ネットワーク』です。

この映画は、Facebook誕生の裏側を題材に、若者たちの友情、野心、裏切り、訴訟などを描いた作品です。登場人物の会話には、日常会話だけでなく、大学生活、IT、ビジネス、法律に関する英語も数多く登場します。

特に注目したいのは、会話のテンポです。

登場人物たちは非常に速いスピードで話します。そのため、英語学習初心者には少し難しく感じられるかもしれません。しかし、中級者以上がリスニング力を鍛える教材としては、とても魅力的な作品です。

今回は、『ソーシャル・ネットワーク』で学べる英語表現を15個紹介します。

向上委員長
向上委員長

この記事では著作権に配慮し、映画の長いセリフは掲載していません。作品内で使われる短い表現を取り上げ、意味や使い方を解説しています。

『ソーシャル・ネットワーク』はどんな映画?

『ソーシャル・ネットワーク』は、2010年に公開されたアメリカ映画です。

ハーバード大学に通うマーク・ザッカーバーグが、大学の寮で新しいウェブサイトを作り始めます。そのサイトは急速に利用者を増やし、やがて世界的なSNSへと成長していきます。

しかし、事業が大きくなるにつれて、共同開発者や友人との関係に亀裂が生まれます。成功の裏側で起こる対立や訴訟が、複数の時間軸を使って描かれています。

Facebookの成功物語だけではなく、「成功のために何を失うのか」というテーマについても考えさせられる映画です。

『ソーシャル・ネットワーク』が英語学習におすすめの理由

会話のスピードが速い

この映画の大きな特徴は、会話のテンポが非常に速いことです。

登場人物は相手の発言にすぐ反応し、ときには相手の話を遮りながら会話を続けます。最初は聞き取れなくても、字幕を活用して繰り返し視聴することで、速い英語に耳を慣らすことができます。

自然な口語表現を学べる

教科書ではあまり見かけない、自然で短い英語表現が数多く登場します。

友人同士のくだけた会話だけでなく、感情的な言い争いや皮肉を含んだ表現も学べます。

ビジネス英語にも触れられる

Facebookを会社として成長させる過程が描かれているため、広告、投資、契約、収益化などに関する言葉も登場します。

日常英会話だけでなく、ビジネス英語を学びたい人にもおすすめです。

法律関係の英語を学べる

映画では、訴訟に関する場面が重要な役割を果たします。

弁護士との話し合いや証言の場面を通して、一般的な英語学習教材では触れる機会の少ない法律関係の表現にも出会えます。

『ソーシャル・ネットワーク』で学べる英語表現10選

get into

「入る」「合格する」「参加を認められる」という意味です。

映画では、ハーバード大学にある選抜制のクラブに入るという文脈で使われています。

建物や部屋の中に入る場合だけでなく、学校、会社、クラブなどへの入学・入社・加入が認められる場合にも使えます。

【例文】

I hope I can get into that university.

その大学に入れるといいな。

She worked hard to get into the company.

彼女はその会社に入るために一生懸命努力しました。

「get into+学校・組織」の形を覚えておくと便利です。

distinguish yourself

「自分の優秀さを示す」「頭角を現す」という意味です。

distinguishには「区別する」という意味があります。distinguish yourselfの形になると、ほかの人とは違う能力や実績を示すという意味になります。

【例文】

You need to distinguish yourself from the other candidates.

ほかの候補者との違いを示す必要があります。

She distinguished herself as a talented designer.

彼女は才能のあるデザイナーとして頭角を現しました。

就職活動やビジネスの場面でも使える表現です。

be obsessed with

「~に夢中になっている」「~に取りつかれている」という意味です。

単に「好き」というよりも、そのことばかり考えてしまうほど強く夢中になっている状態を表します。

文脈によっては、少し否定的な意味になることがあります。

【例文】

He is obsessed with social media.

彼はSNSに夢中になっています。

She became obsessed with winning.

彼女は勝つことに取りつかれるようになりました。

withの後ろには、名詞または動名詞を置きます。

be motivated

「やる気がある」「意欲的である」という意味です。

motivateは「やる気を起こさせる」という動詞です。be motivatedの形にすると、「やる気に満ちている」という状態を表せます。

【例文】

I’m motivated to learn English.

私は英語を学ぶ意欲があります。

The students are highly motivated.

その生徒たちは非常に意欲的です。

be motivated to doの形で、「~する意欲がある」という意味になります。

speak in code

直訳すると「暗号で話す」ですが、実際には「遠回しに話す」「意味が分かりにくい話し方をする」という意味で使われます。

相手が本当の気持ちをはっきり言わず、何かをほのめかしているような場面で使える表現です。

【例文】

Don’t speak in code. Tell me what you mean.

遠回しに話さないで。何が言いたいのか教えて。

Are you speaking in code?

遠回しに何かを伝えようとしているの?

日本語の「何か裏の意味があるの?」に近い感覚で使われることがあります。

check someone out

この表現には複数の意味があります。

映画のように、人について調べる場面では「人のことを調べる」という意味になります。

一方、日常会話では「人をじっと見る」「魅力的な人に注目する」という意味で使われることもあります。

【例文】

I checked him out online.

私はインターネットで彼のことを調べました。

You should check out this website.

このウェブサイトを見てみたほうがいいよ。

物や場所に対してcheck outを使うと、「見てみる」「確認する」という意味になります。

monetize

「収益化する」という意味です。

ウェブサイト、動画、アプリ、SNSなどから利益を得られる仕組みを作るときに使われます。

現在では、YouTubeやブログ運営でもよく目にする単語です。

【例文】

They are trying to monetize the app.

彼らはそのアプリを収益化しようとしています。

How can we monetize this service?

どうすればこのサービスを収益化できますか。

ブログやSNSを運営している人にとって、覚えておきたいビジネス英語です。

generate revenue

「収益を生み出す」という意味です。

generateは「生み出す」、revenueは「収益」「売上」を表します。

monetizeが「収益化する行為や仕組み」に注目するのに対し、generate revenueは「実際に収益を生み出すこと」に重点があります。

【例文】

The website generates revenue through advertising.

そのウェブサイトは広告によって収益を生み出しています。

We need a new way to generate revenue.

私たちは収益を生み出す新しい方法を必要としています。

through advertisingで「広告を通して」という意味になります。

be wired in

映画では、周囲の音が気にならないほど、パソコンでの作業に集中している状態を表すために使われています。

wireには「線でつなぐ」という意味があります。そこから、機器につながっている状態や、何かに深く集中している状態を表します。

ただし、日常会話で誰に対しても頻繁に使う表現というより、映画の場面やIT系の文脈と結びつけて覚えたい表現です。

【例文】

He’s completely focused on his work.

彼は仕事に完全に集中しています。

She was so absorbed that she didn’t hear me.

彼女は集中しすぎて、私の声が聞こえませんでした。

実際の会話では、be focusedやbe absorbed inもよく使われます。

lawyer up

「弁護士を雇う」「弁護士を立てる」という意味の口語表現です。

lawyerは通常「弁護士」という名詞ですが、lawyer upでは動詞のように使われています。

訴訟や警察とのやり取りなど、法的な問題に備える場面で使われます。

【例文】

You should lawyer up before answering any questions.

質問に答える前に、弁護士を立てたほうがいい。

The company lawyered up after the complaint.

その会社は訴えを受けたあと、弁護士を立てました。

かなりくだけた表現なので、正式な場面ではhire a lawyerやconsult a lawyerを使うほうが無難です。

change the subject

「話題を変える」「別の話をする」という意味です。

subjectには「教科」のほかに、「話題」「テーマ」という意味があります。話したくない内容を避けたいときや、会話を別の方向へ進めたいときに使われます。

【例文】

Can we change the subject?

話題を変えてもいいですか。

Let’s change the subject and talk about something else.

話題を変えて、別のことについて話しましょう。

Can we change the subject?は、都合の悪い話題を終わらせたいときにも使えます。ただし、言い方によっては少し冷たく聞こえるため、丁寧に伝えたい場合は次のように表現できます。

I’d rather talk about something else.

できれば別のことについて話したいです。

映画では、冒頭の会話でマークが話題を変えようとする場面に登場します。会話の流れが速い作品なので、話題がどのように切り替わっているかにも注目してみましょう。

face legal action

「法的措置を受ける」「訴訟を起こされる可能性に直面する」という意味です。

faceは「顔」という名詞でよく知られていますが、動詞では「直面する」という意味になります。legal actionは「法的措置」です。

【例文】

The company may face legal action.

その会社は法的措置を受ける可能性があります。

He could face legal action for breaking the contract.

彼は契約違反によって法的措置を受ける可能性があります。

faceの後ろには、problem、difficulty、criticismなども置けます。

We are facing a serious problem.

私たちは深刻な問題に直面しています。

映画では、Facebookのアイデアや開発をめぐり、法的な争いが始まる可能性について話す場面で使われています。

have grounds

「根拠がある」「正当な理由がある」という意味です。

groundsは、この表現では「土地」ではなく、「判断や主張の根拠」を表します。特に法律や正式な議論でよく使われます。

【例文】

They may have grounds for legal action.

彼らには法的措置を取る根拠があるかもしれません。

Do we have grounds to cancel the agreement?

私たちには契約を解除する正当な理由がありますか。

have grounds for+名詞で「~の根拠がある」、have grounds to+動詞で「~する根拠がある」という形になります。

また、「根拠がない」はhave no groundsで表現できます。

There are no grounds for the accusation.

その非難には根拠がありません。

映画では、相手側に法的な主張をするだけの根拠があるのかを確認する場面で登場します。legal actionと一緒に覚えると、より理解しやすい表現です。

get to the bottom of

「~の真相を突き止める」「~の原因を徹底的に調べる」という意味です。

bottomは「底」を意味します。そのため、問題の底までたどり着き、表面からは見えない真相や原因を明らかにするイメージがあります。

【例文】

We need to get to the bottom of this problem.

私たちはこの問題の原因を突き止める必要があります。

The police are trying to get to the bottom of the case.

警察はその事件の真相を突き止めようとしています。

日常生活では、原因の分からないトラブルを調べるときにも使えます。

I’ll get to the bottom of what happened.

何が起こったのか、私が真相を突き止めます。

映画では、Facebookをめぐる争いについて、事実関係を明らかにするという文脈で使われています。事件、問題、トラブルなどと相性のよい表現です。

in the scheme of things

「全体から見れば」「大局的に考えれば」という意味です。

schemeには「計画」「仕組み」という意味があります。in the scheme of thingsは、ある出来事をより大きな視点から評価するときに使われる表現です。

特に、目の前の問題が全体の中ではそれほど重要ではないと伝えるときによく使われます。

【例文】

In the scheme of things, this mistake is not very serious.

全体から見れば、このミスはそれほど深刻ではありません。

The cost seems small in the scheme of things.

全体から考えれば、その費用は小さく思えます。

in the grand scheme of thingsという形もよく使われます。grandが加わることで、「もっと大きな視点で考えれば」という意味が強調されます。

In the grand scheme of things, one bad result doesn’t matter.

長い目で見れば、1回の悪い結果は問題ではありません。

映画の終盤では、巨額に見える和解金であっても、Facebook全体の価値から見れば大きな問題ではない、という趣旨で使われています。

問題 1 / 15
スコア: 0
適切な日本語の意味を選んでください
Loading…

映画を使ったおすすめの英語学習方法

『ソーシャル・ネットワーク』は会話が速いため、最初から英語字幕だけで理解しようとすると挫折してしまう可能性があります。

次の順番で学習してみましょう。

ステップ1:日本語字幕で内容を理解する

まずは日本語字幕を使い、ストーリーや登場人物の関係を理解します。

内容が分からないまま英語だけを聞くより、先に場面を理解しておいたほうが英語を聞き取りやすくなります。

ステップ2:英語字幕で同じ場面を見る

次に英語字幕へ切り替えます。

すべての単語を調べる必要はありません。何度も登場する表現や、実際に使ってみたい表現を選んでメモしましょう。

ステップ3:短い場面を繰り返す

映画を最初から最後まで何度も見るより、30秒から1分程度の場面を繰り返すほうが効果的です。

最初は字幕を見ながら聞き、慣れてきたら字幕を消してみましょう。

ステップ4:登場人物のまねをする

聞こえた英語を、登場人物の少し後から追いかけて発音します。この練習方法をシャドーイングといいます。

『ソーシャル・ネットワーク』の会話は非常に速いので、最初は再生速度を下げても構いません。

単語だけでなく、音の強弱や話すリズムもまねすることがポイントです。

ステップ5:表現を自分の文に置き換える

映画の表現を覚えるだけではなく、自分の生活に関係する例文を作りましょう。

例えば、be obsessed withを覚えたら、次のような文を作れます。

I’m obsessed with learning English through movies.

私は映画を通して英語を学ぶことに夢中です。

自分に関係する英文を作ると、表現を記憶に残しやすくなります。

『ソーシャル・ネットワーク』の英語は難しい?

この映画の英語は、決して簡単ではありません。

会話のスピードが速く、IT、ビジネス、法律に関する単語も登場します。また、皮肉や言葉の裏にある感情を理解しなければならない場面もあります。

英語学習のレベルでいえば、中級から上級者向けです。

ただし、すべてを聞き取る必要はありません。最初は短い場面から始め、1回の学習で一つの表現を覚えるだけでも十分です。

難しい映画だからこそ、繰り返し視聴したときに自分の成長を実感できます。

まとめ

『ソーシャル・ネットワーク』は、速い英語に慣れたい人や、日常英会話に加えてビジネス英語や法律関係の英語を学びたい人におすすめの映画です。

今回紹介した表現は、次の15個です。

  1. get into:入る・加入を認められる
  2. distinguish yourself:頭角を現す
  3. be obsessed with:~に夢中になっている
  4. be motivated:やる気がある
  5. speak in code:遠回しに話す
  6. check someone out:人について調べる
  7. monetize:収益化する
  8. generate revenue:収益を生み出す
  9. be wired in:作業などに深く集中している
  10. lawyer up:弁護士を立てる
  11. change the subject:話題を変える
  12. face legal action:法的措置を受ける
  13. have grounds:根拠がある
  14. get to the bottom of:真相を突き止める
  15. in the scheme of things:全体から見れば

最初は会話が速くて驚くかもしれません。しかし、日本語字幕、英語字幕、字幕なしという順番で繰り返し視聴すれば、少しずつ聞き取れる表現が増えていきます。

特に今回追加した表現は、日常会話だけでなく、ニュース、ビジネス、法律に関する話題でも使われます。映画の場面と表現を結びつけ、自分でも例文を作ってみましょう。

映画のストーリーを楽しみながら、生きた英語に触れてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました