はじめにー複数形とは?ー
複数形とは?
英語の名詞には「数えられる名詞」と「数えられない名詞」があります。数えられる名詞では、「1つの〜」「1人の〜」を表す場合と、2つ以上2人以上のものを表すときで形が変わります。
1つ(1人)を表す名詞の形のことを単数形、2つ以上のものや、2人以上の人を表す名詞の形のことを複数形といいます。
中学時代に学習した複数形の”s”。その中でも”es”をつけるパターンを覚えていますか?
次のように”es”を付けるパターンは「社長ソックス」覚えると簡単!と教えてくれた英語の先生もいらっしゃるかもしれません。
【基本編】複数形の作り方!
基本的には名詞に”s”を付けて複数形にします。
語尾が”sh”、”ch”、”s”、”o”、”x”の場合は、”es”を付けて複数形にします。「社長ソックス」で覚えましょう。
語呂合わせで覚えると簡単ですね!
語尾が子音字+”y”の場合、”y”を”i”に変えて”es”を付けます。
語尾が”f”、”fe”の場合、”f”、”fe”を”v”に変えて”es”を付けます。
単数形と複数形で形が変わるものがあります。
しかし今回はその中でも例外!なんと「社長ソックスだけど”s”を付ける複数形」をクイズ形式で紹介したいと思います!英文法には例外がたくさんあります。是非それを楽しんで頂ければ幸いです。それでは参りましょう!
第1問!ーその単語は逆に”s”だけ?ー
第1問です!次の(1)〜(4)の英単語を複数形にしたとき、”s”だけを付けるものがあります。それはどれでしょうか?正解は複数あります!
(1)は”stomach”です。名詞で「お腹」を意味する英単語です。”ch”で終わりますが、”es”を付けて複数形にするのでしょうか?それとも”s”だけでいいのでしょうか?
(2)は”quiz”です。”z”で終わる英単語は珍しい気がしますが、複数形にするときにはどうするのでしょうか?”s”だけを付けるのか、それとも他のパターンが適応されるのか。一体どちらでしょうか?
(3)は”kangaroo”です。文字通り、お馴染みの動物ですが、”o”で終わる単語には”es”を付けると教わりましたが、”kangaroo”もそのパターンでしょうか?
(4)は”zoo”です。これも”o”で終わる英単語ですが、”s”だけを付けるのでしょうか?それとも”es”を付けるパターンでしょうか?
【解答】第1問!ーその単語は逆に”s”だけ?ー
それでは第1問の正解を見ていきましょう!
正解は(1)(3)(4)でした。詳しい解説を見ていきましょう!
(1)の”stomach”の複数形は”stomachs”になります。”ch”で終わる英単語ですが、”s”だけを付けて複数形にします。この理由は、”stomach”が”k”の発音で終わる英単語だからです。
(2)の”quiz”の複数形は”quizzes”になります。”z”で終わるこの英単語は「語尾を重ねて”es”を付ける」パターンになります。
(3)の”kangaroo”の複数形は”kangaroos”になります。”o”で終わりますが、”s”を付けるだけで複数形になります。
(4)の”zoo”も同じく”s”だけをつけて”zoos”になります。”zoo”は”zoological garden”が正式名称です。実際には”o”で終わる英単語ではないので、”s”だけを付けて複数形にします。
第2問ーその単語は逆に”s”だけ?ー
第2問です!第1問と同様に、次の(1)〜(4)の英単語を複数形にしたとき、”s”だけを付けるものがあります。それはどれでしょうか?正解は複数あります!
えぇ!?”f”と”fe”で終わる英単語も”f”を”v”に変えて”es”と学校で習いましたが、これにも例外があるんですか?
これにも例外があります!しかも複数あります!”s”を付けるだけで複数形になるパターンです!
(1)は”belief”です。日本語では「信念、信仰、確信」などの意味で使いますが、”s”を付けて複数形にするパターンでしょうか?それとも”es”を付けるパターンでしょうか?
(2)は”roof”です。「屋根」の意味の英単語ですが、複数形にするときにはどうするのでしょうか?”s”だけを付けるのか、それとも他のパターンが適応されるのか。一体どちらでしょうか?
(3)は”knife”です。日本語でもお馴染みの「ナイフ、包丁」です。 “f”で終わりますが、”f”を”v”に変えて”es”を付けて、複数形にするのでしょうか?それとも”s”だけでいいのでしょうか?
(4)は”chef”です。「シェフ」の英単語ですが、複数形にすると一体どうなるのでしょうか?
【解答】第2問ーその単語は逆に”s”だけ?ー
それでは第2問!正解を見ていきましょう!
(1)の”belief”の複数形は”beliefs”になります。そのまま”s”だけをつけて複数形にするパターンです。
(2)の”roof”も複数形は”roofs”と”s”だけを付けるパターンです。
(3)の”knife”の複数形が”knives”と”fe”を”v”に変えて”es”を付けるパターンです。
(4)の”chef”は”chefs”で複数形にします。ちなにみ「コックさん」の「コック」は和製英語でもあるので、「料理人、調理師」は「シェフ」で英語で言えるようにしましょう。
単数と複数を使い分ける感覚を養う!
単数形の名詞の前に使う”a”「1つの〜」にも、複数形にして使う名詞にも、大きな意味があります。その感覚を養うためには多くのインプットとアウトプットを繰り返しながら、特にアウトプットではフェードバックも重要になります。是非オンライン英会話を活用したり、日記添削をしてもらったりして、英語力を向上させましょう!
キャンブリーでは訂正のスタイルを「間違えた後に毎回」のように指定することができます。間違いをスグに指摘してくれるのは、英語力向上の大きな助けとなります。
最後に
いかがだったでしょうか?複数形シリーズ第7弾「その単語は逆に”s”だけ?」という英単語をクイズで紹介しました。英語のルールには例外がたくさんあります。その例外も楽しみながら、英語力向上を目指して頂ければ幸いです。最後までご一読ありがとうございました。
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