
リンク
リンク
はじめに

向上委員長
have to と must はどちらも「~しなければならない」と訳されますが、ニュアンスや使い方に違いがあります。この記事ではhave toとmustの違いを紹介します!
基本の違い
- must:話し手の「強い気持ち・主観的な義務」
- have to:状況やルールなど「外から与えられた義務」
例文で比べる
must(主観的・強い気持ち)
- You must try this cake.
(このケーキ食べてみなきゃ! → 私が強く勧めている) - I must finish this today.
(今日中に絶対終わらせるんだ → 自分の強い決意)
have to(客観的・ルールや状況)
- I have to wear a uniform at school.
(学校の決まりで制服を着なければならない → 外的な義務) - We have to leave now to catch the train.
(電車に間に合うために出なきゃいけない → 状況が理由)
否定文での違い
- must not (mustn’t):強い禁止
- You must not touch that switch.
(そのスイッチには絶対触ってはいけない)
- You must not touch that switch.
- don’t have to:必要がない
- You don’t have to come if you’re busy.
(忙しいなら来なくてもいいよ → 禁止ではない)
- You don’t have to come if you’re busy.
話し手の立場
must
- 話し手本人が「必要だ!」と思っている。
- 上司・先生・親など、権威や立場が強い人が使うと「命令」に聞こえる。
- 自分に対して使うと「決意」や「強い義務感」を表す。
話し手が「内側から」ルールや必要性を作っているイメージ。
例:
- I must study hard to pass the exam.
(試験に合格するためにしっかり勉強しなきゃ! → 自分の意志) - You must be quiet in class.
(授業中は静かにしなさい → 先生の立場からの命令)
have to
- 話し手の気持ちとは関係なく、外部の事情やルールに従わざるを得ない。
- 社会の規則、予定、状況による「客観的な義務」。
- 誰が言ってもニュートラルに聞こえるので、日常会話ではこちらがよく使われる。
「外側から」義務や必要性が与えられているイメージ。
例:
- I have to wear a helmet at the factory.
(工場ではヘルメットをかぶらなきゃいけない → 安全規則) - We have to leave early because of the traffic.
(渋滞があるから早く出なきゃ → 状況による義務)
2. イメージで整理すると
- must = 内側からの力
(話し手の気持ち・権威・強い決意) - have to = 外側からの力
(ルール・規則・状況の都合)
3. 話し手の立場による響きの違い
- 先生が生徒に:
- You must do your homework.(命令っぽい)
- You have to do your homework.(宿題はやる必要があるよ、という説明)
- 自分に言うとき:
- I must not give up!(絶対にあきらめないぞ! → 強い意志)
- I have to get up early tomorrow.(明日は早起きしなきゃ → 状況が理由)
まとめ:
- must → 「絶対やるべき!」「禁止!」など、話し手の強い気持ち+「内側からの力」
- have to → 「客観的な状況」「ルールや状況でそうせざるを得ない」+「外側からの力」
最後に
いかがだったでしょうか。今回はhave to/ mustの違いを学習しました。ニュアンスの違いや話し手と聞き手の場面によって、しっかり使い分け必要がありそうです!この記事がみなさんの英語力向上のお役に少しでも立てれば幸いです。最後までご一読ありがとうございました。

コメント