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はじめに
向上委員長
この記事では前置詞toの使い方を解説していきます。
前置詞のtoを学習していく中で、直面するのは「toとforの違いって何？」という問題かと思いますので、そこも含めて理解が深まる内容になっております。
1. toの基本なイメージ
to は「方向」や「到着地点」を表す前置詞です。
イメージは ➡（矢印） です。
- 場所に向かう
- 人に向かう
- 状態や時間に向かう
2. 主な使い方
① 場所への「～へ」
I go to school.
（私は学校へ行きます）
→ 「school」という場所に向かう矢印
② 人への「～に」
I gave the pen to Tom.
（私はそのペンをトムにあげました）
→ ペンが「Tom」に向かって動く
③ 時間の「～まで」
It's ten minutes to three.
（3時10分前です）
→ 時間の「3時」に向かって進む
④ 状態の変化「～になるまで」
He grew up to be a doctor.
（彼は成長して医者になった）
→ 状態が「医者」に向かって変化
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3. to と for の違い（よく間違えるポイント）
| to | for | |
|---|---|---|
| イメージ | 矢印、到着地点 | 目的、利益 |
| モノのやりとり | 実際に相手に届く | 相手のために用意する |
| 例 | I gave this book to Ken.（ケンに本を渡した） | I bought this book for Ken.（ケンのために本を買った） |
to
- 「方向」や「到着地点」を表す
- “矢印”のように、どこへ向かうかを示す
例：
- I go to school.（私は学校へ行きます）
→「学校」という場所に向かって進んでいる - Give this book to Ken.（この本をケンにあげて）
→「本」がケンへ向かって渡されるイメージ
for
- 「目的」や「利益」を表す
- “理由”や“誰のためか”を示す
- 実際に渡してないかもしれない
例：
- This cake is for you.（これはあなたのためのケーキです）
→「あなたの利益のために」作られたケーキ - I bought a gift for my mother.（私はお母さんのためにプレゼントを買いました）
→「お母さんに喜んでもらうために」買った
覚え方のコツ・イメージ
- to = 「矢印」
- for = 「ハート（気持ち）」
3. まとめ表
| 意味 | to | for |
|---|---|---|
| 基本イメージ | 矢印、方向、到着地点 | 目的、利益、理由 |
| モノのやりとり | 届ける、渡す | ～のために準備する |
| 例文 | Give it to me. | Make it for me. |
クイズ：to か for か？
向上委員長
では、to と for の違いを楽しく覚えるためのクイズを作りました！理由もセットで答えを考えると覚えやすくなると思います。是非チャレンジしてみてください！次の英文の ( ) に入るのは to か for か選んでください。
- I gave my notebook ( ) Ken.
私はケンにノートを渡しました。 - I bought a notebook ( ) Ken.
私はケンのためにノートを買いました。 - Can you send this message ( ) Mary?
このメッセージをメアリーに送ってくれますか。 - Can you carry this bag ( ) me?
このカバンを私のために持ってくれますか。 - I explained the problem ( ) my teacher.
私は先生にその問題を説明しました。 - I cooked dinner ( ) my family.
私は家族のために夕食を作りました。
- to
→「ノートがケンへ渡る」＝方向 - for
→「ケンのために」＝利益・目的 - to
→「メッセージがメアリーに届く」＝方向 - for
→「助けとして持ってあげる」＝利益・目的 - to
→「説明の内容が先生に向かう」＝方向 - for
→「家族が喜ぶように作る」＝目的
最後に
前置詞は単語ごとに意味で覚えるよりも、前置詞ごとのイメージで覚えると英語力が向上します！まずは、よく使う表現から練習していき、「これもtoを使うかも！」となればバッチリですね！皆様の英語力向上に貢献できれば幸いです。最後までご一読ありがとうございました。
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